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【今年もダメだった】言語聴覚士国家試験、合格までのロードマップと科目別勉強順序

  • 2 日前
  • 読了時間: 5分


「今年もダメだった」「何回勉強しても点数が伸びない」—そんな受験生を、私はこれまで何人も見てきました。


実は、複数回受験している方の多くは「勉強量が足りない」のではありません。 勉強の順番と配分が間違っているケースがほとんどです。この記事では、国家試験対策のスタートから合格までのロードマップと、科目をどの順番で勉強すべきかを具体的に解説します!


試験の全体像をまず押さえる

対策を立てる前に、試験そのものの構造を正確に理解しておきましょう。


  • 配点:1問1点、200点満点

  • 合格基準:総得点の60%以上(120点以上)

  • 出題数:午前・午後で計200問(基礎科目100問+専門科目100問)

  • 出題形式:マークシート方式

  • 試験時期:例年2月中旬〜下旬

  • 出題分野:基礎医学、臨床医学、臨床歯科医学、音声・言語・聴覚医学、心理学、音声・言語学、社会福祉・教育、言語聴覚障害学総論、失語・高次脳機能障害学(失語症)、失語・高次脳機能障害学(高次脳機能障害)、言語発達障害学、発声発語・嚥下障害学、聴覚障害学


科目数が非常に多いのが特徴です。理学療法士・作業療法士と比べて出題科目数が多いことが、ST国試の合格率が相対的に低い一因とも言われています。だからこそ「全部を均等にやる」という発想を捨てることが、合格への第一歩になります。


何回も不合格になる人に共通する3つの罠

罠1:過去問を「解くだけ」で終わっている

過去問演習の目的は点数を確認することではなく、「なぜ間違えたか」を分類することです。知識不足なのか、勘違いなのか、単純な読み間違いなのか。ここを曖昧にしたまま次の問題に進むと、同じ間違いを本番まで引きずります。


罠2:配点の大きい科目に時間を割けていない

基礎医学は覚えることが多く、つい時間をかけたくなります。しかし出題数で見ると、失語・高次脳機能障害学や発声発語・嚥下障害学のような専門科目のほうが得点への影響が大きい分野です。「覚えやすいところ」ではなく「配点が大きいところ」に時間を割く意識が必要です。


罠3:模試を受けっぱなしにしている

模試の結果は、その日の実力を測るためだけのものではありません。間違えた問題を科目別に記録し、弱点マップを作ることで初めて次の対策につながります。


合格までのロードマップ(試験2月想定・逆算スケジュール)

① 4〜6月:土台固め期

基礎医学・臨床医学など、暗記系の科目を1周する時期です。この段階の目的は完璧に覚えることではなく、専門科目を理解するための土台となる用語と病態の全体像をつかむことです。

② 7〜9月:専門科目集中期

出題数が多く配点の大きい専門科目(失語・高次脳機能障害学、発声発語・嚥下障害学、言語発達障害学、聴覚障害学など)に、勉強時間の比重を大きく振る時期です。ここでどれだけ理解を深められるかが、最終的な得点を大きく左右します。

③ 10〜11月:過去問1周目+弱点マッピング

過去問5年分を科目別に解き、科目ごとの正答率を記録します。60%を下回る科目があれば、それが今後の重点対策科目になります。

④ 12月:弱点科目の再インプット

③で洗い出した弱点科目だけを、教科書やノートに戻ってピンポイントで復習します。この時期に全科目を総復習しようとすると時間が足りなくなるので注意が必要です。

⑤ 1月:過去問2〜3周目+模試

時間を計り、本番と同じ形式で過去問・模試を解きます。模試は受けっぱなしにせず、間違えた問題を科目別ノートに転記して復習素材にします。

⑥ 試験直前2週間:総復習期

新しい問題には手を出さず、これまで間違えてきた問題だけを繰り返し解く期間です。新規知識のインプットより、既知の弱点をゼロに近づけることを優先します。


科目はどの順番で勉強すべきか

複数回受験されている方からよく聞かれるのが「結局どの科目から手をつければいいのか」という質問です。おすすめの順序は次の通りです。


  1. 基礎医学・臨床医学(土台) 他のすべての科目理解の前提になるため、最初に取り組みます。


  1. 音声・言語・聴覚医学、音声・言語学 専門科目の理解に直結する基礎分野です。ここを飛ばして専門科目に進むと、丸暗記になりやすく応用が利きません。


  1. 失語・高次脳機能障害学 出題数が最も多い分野の一つ。最優先で厚く時間をかけるべき科目です。


  1. 発声発語・嚥下障害学 出題数が多く、かつ臨床色が強いため得点源にしやすい分野です。


  1. 言語発達障害学 小児領域。暗記量は多いですが、範囲そのものは比較的絞りやすい科目です。


  1. 聴覚障害学 苦手意識を持つ受験生が多い分野ですが、出題数はそこそこあるため後回しにしすぎないことが重要です。


  1. 心理学・社会福祉・教育などの周辺科目 最後に短時間で仕上げます。深追いしすぎず、頻出ポイントに絞るのがコツです。


ポイントは、出題数が多い専門科目ほど早く、そして厚く時間をかけるということです。何回も不合格になっている方ほど、基礎医学に時間を使いすぎて、得点源になるはずの専門科目が手薄になっている傾向があります。


まとめ

  • 配点構造を理解し、「配点が大きい科目」に時間を優先配分する

  • 過去問は解くだけでなく、間違いの原因を分類して弱点マップを作る

  • 模試は受けっぱなしにせず、復習素材として使い切る

  • 直前期は新規インプットより、既知の弱点つぶしを優先する


何回も不合格が続くと自信を失いがちですが、原因の多くは「勉強量」ではなく「勉強の順番と配分」にあります。今日からでも、この順番を意識して計画を立て直してみてください。


 
 
 

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