​医学総論-キーワード

健康の概念

WHOによる定義「健康とは病気や虚弱の欠如ではなく、身体的、精神的ならびに社会的に完全に良好な状態である。

 

機能障害

ICFによる分類で失語症や片麻痺、失行失認、欠損や変異、嚥下障害や感覚障害など、生物学的観点からとらえた直接的な障害。

能力障害

歩行障害や自発性の低下、義肢装具など、個人レベルにおける能力低下や活動低下で努力により解決可能。

社会的不利

復職や家庭関係、経済問題、対人関係など、個人が社会生活を営む上で起こる社会的、職業上の不利益。

QOL

生活の質、人生を価値あるものにさせる。

ノーマライゼーション

健常者、障碍者のすべての人々が共生できるような社会を作り出す考え方のこと。それを達成するために行うことがバリアフリー。

インフォームドコンセント(説明と同意)

患者と医療者の共同作業医療が重視され、患者の自己選択、決定権が尊重されることが当然となった。

パターナリズム(父権主義)

医師が主体となって治療法を判断し決定する。

守秘義務

医療者が職務上で知りえた事実ないし秘密を漏らすことは法的に禁止されている。

現代医学

現代医学は、その治療が科学的な根拠に基づいて行われる医療。科学的な根拠に基づいて治療が行われるため、尿検査や血液検査、レントゲン検査など、あらゆる科学的な手法を用いて病態を数値化し、それが正常な数値であるのか、そうでないのかという判断のもと病名が診断される。病名に基づいて内科的、外科的治療が施される。治療が科学的な根拠に基づき、基準化されている。科学的な検査を施行しても数値に異常が見られない場合、診断は行えないため現代医学的には治療の手段はなしとなる。異常が無ければ、治療の必要はない。

診療補助行為

医療は医師だけで完結するものではなく、専門的な多くの補助者を得て、目的は達成される。そのため、現在、医師、歯科医師の指示のもとに診療の補助の責務が課せられている。

チーム医療

医療は患者やその家族などを中心として医師とその他の関連専門職種が協力して初めて達成される。リハビリテーション病院で重要とされている。

人口統計

5年ごとに調査が行われ、その結果に基づけて種々の統計的な検討が行われ人口統計が公表される。総人口、男女比、年齢構成などから、高齢化、少子化などがわかる。

母子保健

国民運動計画である「健やか親子21」が実施され母子健康手帳の交付や健診で、妊婦や乳幼児健診も対策として重要である

老人保健

国民運動として「健康日本21」が実施され、生活習慣病およびその原因となる生活習慣などの課題において、栄養、食生活、身体活動と運動、休養・こころの健康づくり、たばこ、アルコール、歯の健康、糖尿病、循環器病、ガンの9分野で対策している。

精神保健

社会発展とともに、神経症、うつ病、心身症、睡眠障害、アルコール依存症、摂食障害、不登校が増加、その流れで精神保健福祉法や自殺対策基本法が整備される。

感染症

院内感染として「ICT(感染対策チーム)」が実効的に活動していて、院内の感染を包括的に管理されている。

予防として「感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律」があり、人権を十分尊重した実態の把握、社会的対策そして制圧への医学的研究が課題である。

環境保健

世界的に環境問題のモデル地区ともいわれ、環境基本法、廃棄物処理法、建築物衛生法、水道法、下水道法などが関与している。

公害

工場排水の水銀による水俣病、排気ガスによる大気汚染やぜんそく、交通の騒音被害、農薬などの健康被害など。

地球温暖化やオゾン層の破壊など汚染により問題。最近はダイオキシンなどの環境ホルモンが問題。広い地域の環境汚染による健康被害は公害と呼ばれている。公害健康被害の補償に関する法律が公布されている。

【参考文献】

著: 星和夫「臨床検査学講座 保健医療福祉概論 第2版」,2008年

著: 丸山マサ美「医療倫理学」,2005年

監: 廣瀬肇「言語聴覚士テキスト 第2版」,2012年

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