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音声障害

プッシング法

声帯の内転を促し、声門閉鎖を改善する為の訓練方法

→気息性嗄声○

カイザーグッツマン法

変声障害に対するアプローチ法

リーシルバーマン法

発話速度の低下、強い声門閉鎖力の誘導・習得を期待できる

病的音声の評価

「ストロボスコープ、サウンドスペクトログラム、音声解析ソフトなどが有効」→視覚的フィードバック可能

 

あくび・ため息法

喉頭筋の過緊張に対する訓練

声を高くする訓練

喉頭の挙上、ハミング、サイレンを真似た発声、Belting発声、硬起声発声

声門閉鎖を弱める訓練

吸気発声、内緒話法、あくびため息法

食道音声

食道内に貯めた空気を逆流させ、食道入口部の粘膜(新声門)を振動させて音源とする

空気摂取の方法には注入法と吸引法があり、補助的な方法として子音注入法がある。注入法は舌根をあおるようにして空気を素早く押し込む方法。吸引法は食道入口部の収縮を自ら弛緩させるので1回の空気摂取量が多い

​※摩擦音の生成は難しい→特にh行

構音検査

構音の正誤および誤りの性質や特徴を明らかにし、訓練指針を得る。→音声記号を使用

会話の観察

単語検査→「誤り音・誤り方・誤りの一貫性」→全体的な誤りの傾向を整理していく

音節復唱検査

被刺戟性検査

文章検査

構音類似運動検査

喉頭ストロボスコピー

「声帯振動の左右対称性・規則性・声門閉鎖状態・粘膜波動」→声帯振動を可視化し、声帯の病変を観察する

声の衛生指導

騒がしい場所で話さない

フライ発声をさける

ささやき声を使わない

適度な湿度を保った状態で発声するように心掛ける

ゆっくり話す

禁煙する

発話速度のコントロール

「リズミックキューイング法・ペーシングボード・フレージング法・聴覚遅延フィードバック」

バルブ型スピーチエイド

鼻咽腔閉鎖時に軟口蓋と咽頭壁の間に間隙が残る場合に、これを埋めるための補綴装置である

鼻咽腔閉鎖機能を補助・促進し構音の改善を図る

発話特徴抽出検査

①声質→「粗糙性・気息性・無力性・努力性」※失調性は含まれない

②声の大きさ・高さ→「大きさ、高さの程度・変動・声の翻転」

③話す速度→「速さの程度・速さの変動」

④話し方→「抑揚・音、音節の持続時間が不規則に崩れる」

⑤共鳴・構音→「開鼻声・母音の誤り・子音の誤り」

⑥全体評価→「異常度・明瞭度」

鼻咽腔閉鎖機能の評価

口腔内視鏡

構音検査

ブローイング検査

鼻咽腔閉ファイバースコープ

X線検査

超音波

セファログラム(頭部X線規格写真)

ブローイング検査

「ソフトブローイング・ハードブローイング」→呼気鼻漏出の状態を評価

漸次接近法

​STが誤り音から徐々に正しい音に近づけていくのを模倣させ、正しい構音の習得を図る

パラトグラフィ

舌の口蓋への接触の有無を検出する方法。舌の口蓋への接触場所と範囲を観察できる

GRBAS尺度

聴覚印象によって嗄声の程度を判定する。主観的評価方法であるため評価能力の差や偏りが見られやすい。その為客観的データとしての価値は低い

G「嗄声度」

R「粗糙性」

B「気息性」

A「無力性」

S「努力性」

※0点~3点→4段階評価

0点-正常

1点-軽度

2点-中等度

3点-重度

無喉頭音声

電気式人工喉頭

→声の高さや強さが単調であるため声に抑揚がなく不自然な話し方になる

笛式人工喉頭

→駆動源は肺からの呼気、音源はゴム膜

食道発声

→食道内に貯めた空気を意識的に逆流させ食道入口部に粘膜(仮声門・新声門)を振動させて音源とする方法

気管食道瘻発声

→気管と食道の間に手術的にトンネルを作り、気管からの呼気流を食道に導入して新声門を震わせ発声する方法。この方法では発声時に気管孔を閉鎖する必要がある

超音波検査

舌運動の観察、食塊の口腔時間の測定、嚥下中の舌や舌骨の運動をみる

セファログラム(X線規格写真)

口蓋咽頭後壁間距離を含め咽頭部の形態が把握可能

発話明瞭度検査

聴覚印象によって会話の明瞭性を5段階で評価する

※音の誤りの有無や誤り方といった構音の評価が目的となるものではない

明瞭度

1-よく分かる

2-時々わからない語がある

3-聞き手が話題を知っていればわかる

4-時々わかる語がある

5-まったく了解不能

自然度

1-全く自然である

2-やや不自然な要素がある

3-明らかに不自然である

4-顕著に不自然である

5-まったく不自然である

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