失語症・検査

総合的失語症検査

①WAB失語症検査

②標準失語症検査(SLTA)

③失語症鑑別診断検査(DD検査、老研版)

※失語症タイプ分類の指標→「流暢性」「復唱」「聴理解」

掘り下げ検査

日常コミュニケーション能力検査(CADL)

失語症語彙検査(TLPA)

失語症構文検査(STA)

トークンテスト

重度失語症検査

モーラ分解・音韻抽出検査

100単語検査

日常コミュニケーション能力検査(CADL)

言語の実用能力、コミュニケーションレベルを測る。5段階評価。ジェスチャーや絵など、言語以外のものも含めた日常生活における患者のコミュニケーション能力を評価。言語運用能力を測る検査である

重度失語症検査

残存能力の評価、認知症のコミュニケーション能力評価、非言語課題

失語症語彙検査(TLPA)

19の下位検査から必要なものを選択して使用。認知心理学的モデルに基づき単語の情報処理能力を評価。

「類義語判断検査」「名詞・動詞検査」「語彙判断検査」「意味カテゴリー別名詞検査」からなる

 

モーラ分解・音韻抽出検査

音韻操作能力、仮名文字訓練。音韻の処理能力を評価し単語のモーラ数、各モーラに対応する音韻を分析・抽出する能力を測定。仮名文字訓練のための掘り下げ検査

トークンテスト

聴覚的理解、子供にも利用可能(短縮版あり)。失語症者における軽度の聴覚的理解障害の検出に役立つとされている。

「色名の理解」「名称の理解」「聴覚的把持力」「位置関係」→評価可能

失語症構文検査(STA)

健常者の構文処理理論を失語症患者で検証し構文の理解・産生に階層性がある。階層性に基づき「意味ステラテジー」「語順ステラテジー」「助詞ステラテジー」「関係節レベル」の計4つの課題(単文32、関係節文8)からなる聴覚理解検査と読解検査で理解面を評価する

※この検査の最大の特徴は検査結果が訓練に直結している

刺激促通法

ウェップマン(Wepman)により提唱されシュール(Schuell)により確立された訓練法で失語症をアクセス(回収)障害による言語機能の低下と捉え、これを改善する最良の方法は感覚刺激を用いて繰り返し刺激する事と考える。特に聴覚刺激を与える

6原則

①適切な言語刺激を与える(使用頻度・長さ・速さ・音量)

②聴覚刺激を中心とし視覚・触覚等を合わせた強力な刺激

③刺激を反復して与える

④刺激に対する何らかの反応を患者から引き出す→フィードバック機能を活性化

⑤得られた反応を選択的に強化する→患者の正しい反応は誉める

⑥矯正よりも刺激→誤った反応には矯正よりも刺激の適切さを再考する

デブロッキング(Debloking)法

遮断除去法のことである。ウィーグル(Weigl)によって開発された訓練法で、残っている良好な言語様式を前刺激として用い、目標とする言語様式の機能遮断を解こうとするものである。直接遮断除去法では目標語自体を、間接遮断除去法では目標語に関連した語を前刺激とする。

機能再編成法

ルリアにより提唱された訓練法で、失語症では言語能力が部分的であれ消失すると考え、残っている機能を用いて、失われた機能を補う方法である。仮名文字訓練のキーワード法があげられる。

プログラム学習法

プログラム学習法は、刺激と強化を詳細かつシステマティックに制御することにより学習効率を高めようとするアプローチである。行動修正の立場からオペラント条件付けを念頭に置いた訓練を行う方法として、言語訓練に幅広く取り入れられている。

認知神経心理学的アプローチ

モジュール(箱)すなわち、それぞれ独立した言語機能単位がプロセス(矢印)で結ばれた言語処理モデル(モジュール仮説)を想定し、そのモジュールやプロセスの障害が失語症状を生み出していると考える立場である。どのモジュールやプロセスが保たれているか、あるいは障害されているのかを特定し、効果的と推定される訓練法を選択する。

情報処理過程のモデル化

行動変容法

オペラント条件づけを基本においたプログラム学習。刺激-反応-強化によって言語行動の変容を目指す

標準失語症検査(SLTA)

「聴く」「話す」「書く」「読む」「計算」→5側面の内、26の下位検査から6段階評価

失語症の鑑別診断・症状の経時的変化の把握・リハビリテーションの手がかりの取得

WAB失語症検査

①自発話

②話し言葉の理解

③復唱

④呼称

⑤読み

⑥書字

⑦行為

⑧構成行為・視空間行為・計算

※重症度やタイプ分類が可能。高次脳機能障害の評価が可能(失行・視空間認知・半側空間無視・構成障害)

失語指数(AQ)大脳皮質指数(CQ)

特徴

「タイプ分類が半自動的に可能」「言語以外の課題が含まれている」「流暢性評価が検査に組み込まれている」「言語課題の種類の豊富さ」

PACE

DavisとWilcox(1981)により開発された対話を重視した失語症訓練プログラムで、新情報の交換、話者の交代による機能的コミュニケーション、コミュニケーション手段の自由な選択、自然なフィードバックを重視している。

1.物品、動作、物語が描かれた刺激カードをたくさん用意し、机の上に裏返しにして積んでおく。

2.患者と治療者が交代にそこからカードを取り、刺激情報を伝達する。

3.どんな表現手段(語、ジェスチャー、絵、書字、指示、あるいはこれらの組み合わせ)を用いてもよいことを強調する。

4.新情報の交換のための新しい刺激カードを加える。

5.自然な反応をする(例:何て言ったんですか?~という意味?よくわからないんですが)

6.正しい語を示すと同時に、患者のメッセージを受け取ったことを知らせる(例:わかりました、本ですね、そうでしょう?)

7.多様性と適応性を持たせる。

8.患者とメッセージの送り手、受け手の役割を交代する。

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